創世記3章8—10節 そよ風の吹くころ、彼らは園を歩き回られる神である主の声を聞いた。それで人とその妻は、神である主の御顔を避けて園の木の間に身を隠した。神である主は、人に呼びかけ、彼に仰せられた。「あなたは、どこにいるのか。」彼は答えた。「私は園で、あなたの声を聞きました。それで私は裸なので、恐れて、隠れました。」 自分が裸であることを知った男と女は、「いちじくの葉」で自分の体の一部を隠すだけで […]
創世記3章11—13節 すると、(主は)仰せになった。「あなたが裸であるのを、だれがあなたに教えたのか。あなたは、食べてはならない、と命じておいた木から食べたのか。」人は言った。「あなたが私のそばに置かれたこの女が、あの木から取って私にくれたので、私は食べたのです。」そこで、神である主は女に仰せられた。「あなたは、いったいなんということをしたのか。」女は答えた。「蛇が私を惑わしたのです。それで私は […]
創世記3章16、19節 女にはこう仰せられた。「わたしは、あなたのうめきと苦しみを大いに増す。あなたは、苦しんで子を産まなければならない。しかも、あなたは夫を恋い慕うが、彼は、あなたを支配することになる。」 また、人に仰せられた。「……土地は、あなたのゆえにのろわれてしまった。あなたは、一生、苦しんで食を得なければならない。土地は、あなたのために、いばらとあざみを生えさせ、あなたは、野の草を食べな […]
創世記2章17節 それを取って食べるとき、あなたは必ず死ぬ。 ローマ5章12節 ひとりの人によって罪が世界に入り、罪によって死が入り、こうして死が全人類に広がった……。 ここで、「罪から来る報酬」(ロマ6:23)である「死」について述べておきます。 主が、善悪を知る木から食べるなら「必ず死ぬ」と警告されていたとおり、罪と死が世界に入り、死が人間を支配するようになりました。死の支配下に入った人間は、 […]
創世記3章15、21節 わたしは、おまえと女との間に、また、おまえの子孫と女の子孫との間に、敵意を置く。彼は、おまえの頭を踏み砕き、おまえは、彼のかかとにかみつく。 創造主なる神は、サタンの国の侵入を黙って見ておられたわけではありません。直ちにサタンに対し、「彼は、おまえの頭を踏み砕き、おまえは、彼のかかとにかみつく」と、御子キリストによる勝利宣言をなさいました。神の国の回復の計画は、この勝利宣言 […]
創世記3章22—24節 神である主は仰せられた。「見よ。人はわれわれのひとりのようになり、善悪を知るようになった。今、彼が、手を伸ばし、いのちの木からも取って食べ、永遠に生きないように。」そこで神である主は、人をエデンの園から追い出されたので、人は自分がそこから取り出された土を耕すようになった。こうして、神は人を追放して、いのちの木への道を守るために、エデンの園の東に、ケルビムと輪を描いて回る炎の […]
創世記4章1—5節 ある時期になって、カインは、地の作物から主への捧げ物を持って来たが、アベルもまた彼の羊の初子の中から、それも最上のものを持って来た。主はアベルとその捧げ物とに目を留められた。だが、カインとその捧げ物には目を留められなかった。それで、カインはひどく怒り、顔を伏せた。(3—5) 主は、エデンから追放したアダムの家族に、ご自分と再びつながり、祝福を回復し、神の国で暮らす道を用意されま […]
創世記4章5b—8節 それで、カインはひどく怒り、顔を伏せた。そこで、主は、カインに仰せられた。「なぜ、あなたは憤っているのか。なぜ、顔を伏せているのか。あなたが正しく行ったのであれば、受け入れられる。ただし、あなたが正しく行っていないのなら、罪は戸口で待ち伏せして、あなたを恋い慕っている。だが、あなたは、それを治めるべきである。」しかし、カインは弟アベルに話しかけた。「野に行こうではないか。」そ […]
創世記4章9—17節 主は彼に仰せられた。「それだから、だれでもカインを殺す者は、七倍の復讐を受ける。」そこで主は、彼に出会う者が、だれも彼を殺すことのないように、カインに一つのしるしを下さった。それで、カインは、主の前から去って、エデンの東、ノデの地に住みついた。カインはその妻を知った。彼女はみごもり、エノクを産んだ。カインは町を建てていたので、自分の子の名にちなんで、その町にエノクという名 […]
創世記4章18—24節 レメクはふたりの妻をめとった。ひとりの名はアダ、他のひとりの名はツィラであった。アダはヤバルを産んだ。ヤバルは天幕に住む者、家畜を飼う者の先祖となった。その弟の名はユバルであった。彼は立琴と笛を巧みに奏するすべての者の先祖となった。ツィラもまた、トバル・カインを産んだ。彼は青銅と鉄のあらゆる用具の鍛冶屋であった。……さて、レメクはその妻たちに言った。「アダとツィラよ。私の声 […]
創世記4章25—26節 アダムは、さらに、その妻を知った。彼女は男の子を産み、その子をセツと名づけて言った。「カインがアベルを殺したので、彼の代わりに、神は私にもうひとりの子を授けられたから。」セツにもまた男の子が生まれた。彼は、その子をエノシュと名づけた。そのとき、人々は主の御名によって祈ることを始めた。 エデンの園追放後の最初の「神の国」の代表者はアベルでした。主に正しい捧げ物をし、主とのつな […]
創世記5章 これはアダムの歴史の記録である。神は人を創造されたとき、神に似せて彼を造られ、男と女とに彼らを創造された。彼らが創造された日に、神は彼らを祝福して、その名を人と呼ばれた。アダムは、百三十年生きて、彼に似た、彼のかたちどおりの子を生んだ。彼はその子をセツと名づけた。……アダムは全部で九百三十年生きた。こうして彼は死んだ。」(1—3、5) 「アダムの歴史の記録」は、カインではなく、セツ、エ […]