三つのテーマで読む創世記(下)No.063 契約を切る
- 2020.05.29
創世記15章9-21節 「わたしのところに、三歳の雌牛と、三歳の雌やぎと、三歳の雄羊と、山鳩とそのひなを持って来なさい。」彼はそれら全部を持って来て、それらを真っ二つに切り裂き、その半分を互いに向かい合わせにした。……さて、日は沈み、暗やみになったとき、そのとき、煙の立つかまどと、燃えているたいまつが、あの切り裂かれたものの間を通り過ぎた。(9、10、17) 12、13章で語られた契約が、ここで正 […]
創世記15章9-21節 「わたしのところに、三歳の雌牛と、三歳の雌やぎと、三歳の雄羊と、山鳩とそのひなを持って来なさい。」彼はそれら全部を持って来て、それらを真っ二つに切り裂き、その半分を互いに向かい合わせにした。……さて、日は沈み、暗やみになったとき、そのとき、煙の立つかまどと、燃えているたいまつが、あの切り裂かれたものの間を通り過ぎた。(9、10、17) 12、13章で語られた契約が、ここで正 […]
創世記16章1-4、10-16節 アブラムの妻サライは、アブラムがカナンの土地に住んでから十年後に、彼女の女奴隷のエジプト人ハガルを連れて来て、夫アブラムに妻として与えた。彼はハガルのところに入った。そして彼女はみごもった。(3、4) 祝福の契約の継承者がいないという現実が、高齢のアブラム夫婦に重くのしかかっていました。主は、「ただ、あなた自身から生まれ出て来る者が、あなたの跡を継がなければならな […]
創世記16章4—16節 そこで、主の使いは彼女に言った。「あなたの女主人のもとに帰りなさい。そして、彼女のもとで身を低くしなさい。」また、主の使いは彼女に言った。「あなたの子孫は、わたしが大いにふやすので、数えきれないほどになる。」(9、10) アブラム・サライ夫婦がハガルを「代理母」にしたことは、将来に禍根を残しただけでなく、近々にも問題を引き起こしました。 一人の男と女が一体となるという結婚の […]
創世記17章1—8節 「わたしは、わたしの契約を、わたしとあなたとの間に、そしてあなたの後のあなたの子孫との間に、代々にわたる永遠の契約として立てる。わたしがあなたの神、あなたの後の子孫の神となるためである。」(7) アブラハムが体験した出来事のほとんどは、家族・一族内のプライベートなことです。民族の重大事件に関わったモーセやダビデなどとは異なります。しかし、人類の救いは、アブラハムを通して始まり […]
創世記17章9-14節 「あなたがたの中のすべての男子は割礼を受けなさい。あなたがたは、あなたがたの包皮の肉を切り捨てなさい。それが、わたしとあなたがたの間の契約のしるしである。 ……わたしの契約は、永遠の契約として、あなたがたの肉の上にしるされなければならない。」(10、11、13) 割礼は、主がイスラエルとの間に結ばれた契約のしるしです。割礼を受けていることは、「契約の民」となっていることのし […]
創世記17章15節-18章15節 「サラはなぜ『私は本当に子を産めるだろうか。こんなに年をとっているのに』と言って笑うのか。主に不可能なことがあろうか。わたしは来年の今ごろ、定めた時に、あなたのところに戻って来る。そのとき、サラには男の子ができている。」(18:13、14) アブラハムがカナンに導かれて25年、99歳になったとき、主なる神は初めて「全能の神」として現れ、アブラハムとサラの間に男の子 […]
創世記18章17-22節 「アブラハムは必ず大いなる強い国民となり、地のすべての国々は、彼によって祝福される。わたしが彼を選び出したのは、彼がその子らと、彼の後の家族とに命じて主の道を守らせ、正義と公正とを行わせるため、主が、アブラハムについて約束したことを、彼の上に成就するためである。」(18-19) 主がアブラハムを「強く大いなる国民」とされるのは、すべての民族の祝福(救い)の源となるためです […]
創世記18章16-33節 「その町の中に五十人の正しい者がいるかもしれません。ほんとうに滅ぼしてしまわれるのですか。その中にいる五十人の正しい者のために、その町をお赦しにはならないのですか。正しい者を悪い者といっしょに殺し、そのため、正しい者と悪い者とが同じようになるというようなことを、あなたがなさるはずがありません。」(24—25a) アブラハムは「祝福の源」として、主の期待通り、ソドムのために […]
創世記19章1—28節 そのふたりの御使いは夕暮れにソドムに着いた。ロトはソドムの門のところにすわっていた。ロトは彼らを見るなり、立ち上がって彼らを迎え、顔を地につけて伏し拝んだ。(1) 主に選ばれた人アブラハムは神の祝福を選び取り、主の用意された道を歩んでいきます。一方、神の選びから外れた人ロトは、自らの意志で神の選びから外れた道を歩んでいきます。 ロトはアブラハムと別れた後、近づいてはならない […]
創世記19章30-38節 こうして、ロトのふたりの娘は父によってみごもった。姉は男の子を産んで、その子をモアブと名づけた。彼は今日のモアブ人の先祖である。妹もまた、男の子を産んで、その子をベン・アミと名づけた。彼は今日のアモン人の先祖である。(36-38) アブラハムとロトの土地の選び方が、それぞれの子孫の運命を決定しました。 ヨルダンの低地を選んだロトはソドムに引き込まれ、その町の人々と縁を結び […]
創世記20章 ところが、神は、夜、夢の中で、アビメレクのところに来られ、そして仰せられた。「あなたが召し入れた女のために、あなたは死ななければならない。あの女は夫のある身である。」(3) 「今、あの人の妻を返していのちを得なさい。あの人は預言者であって、あなたのために祈ってくれよう。しかし、あなたが返さなければ、あなたも、あなたに属するすべての者も、必ず死ぬことをわきまえなさい。」(7) アブラハ […]
創世記21章1—7節 主は、約束されたとおり、サラを顧みて、仰せられたとおりに主はサラになさった。サラはみごもり、そして神がアブラハムに言われたその時期に、年老いたアブラハムに男の子を産んだ。アブラハムは、自分に生まれた子、サラが自分に産んだ子をイサクと名づけた。(1—3) サラは言った。「神は私を笑われました。聞く者はみな、私に向かって笑うでしょう。」(6) 主はアブラハムに、「ただ、あなた自身 […]