読書ノート

読書ノート『不登校・ひきこもりの9割は治せる』杉浦孝著(光文社新書)

  • 2020.05.12

「読書ノート」を始めるご挨拶 これから個人の「読書ノート」によって、本の紹介をしていきます。 ただし、取り上げるのは、聖書の世界観や価値観、倫理観に立って書かれた本ではありません。お勧めの本というわけでもありません。単に、知識、情報としての「本の紹介」です。 また、本の要約、内容の箇条書き、一部分だけの抜き書き、感想など、紹介の仕方もまちまちです。 そして、ジャンルもまちまちです。 それでも、何か […]

読書ノート『イスラム教の論理』飯山陽著(新潮新書)

  • 2020.05.19

私が初めて『コーラン(クルアーン)』を読んだのは、2001年9月11日のイスラム過激派テロ組織アルカーイダによる、アメリカ同時多発テロが起きたときのことでした。 あの事件以来、多くのイスラム研究者や識者が、イスラムは「平和を愛する宗教」であって、テロリストたちはコーランの教えに背く人たちだと解説し、イスラム弁明に躍起となってきました。日本のキリスト教会でも、ムスリムはクリスチャンと同じ神を信じる兄 […]

読書ノート『イスラム2.0』飯山陽著(河出新書)

  • 2020.05.26

『イスラム教の論理』の続編です。 コーランを普通に読めば、ジハードとは「武器をとって異教徒と戦え」ということであって、単なる「信仰の努力の戦い」ではないことが、誰にでもわかります。イスラム研究者の飯山陽さんは、そのことを明確に語っています。 「ほとんどのイスラム法学者は一般信徒に対し、最も重要なジハードは自分の心の中にある弱さや悪と戦うことである、と説いてきました」。しかし、そんな解釈に啓示的根拠 […]