アブラハム・サラから契約の継承者イサクが生まれる

  • 2020.06.15

創世記17章15節-18章15節 「サラはなぜ『私は本当に子を産めるだろうか。こんなに年をとっているのに』と言って笑うのか。主に不可能なことがあろうか。わたしは来年の今ごろ、定めた時に、あなたのところに戻って来る。そのとき、サラには男の子ができている。」(18:13、14) アブラハムがカナンに導かれて25年、99歳になったとき、主なる神は初めて「全能の神」として現れ、アブラハムとサラの間に男の子 […]

契約の民のしるし、割礼

  • 2020.06.12

創世記17章9-14節 「あなたがたの中のすべての男子は割礼を受けなさい。あなたがたは、あなたがたの包皮の肉を切り捨てなさい。それが、わたしとあなたがたの間の契約のしるしである。 ……わたしの契約は、永遠の契約として、あなたがたの肉の上にしるされなければならない。」(10、11、13) 割礼は、主がイスラエルとの間に結ばれた契約のしるしです。割礼を受けていることは、「契約の民」となっていることのし […]

諸国民の父アブラハム

  • 2020.06.08

創世記17章1—8節 「わたしは、わたしの契約を、わたしとあなたとの間に、そしてあなたの後のあなたの子孫との間に、代々にわたる永遠の契約として立てる。わたしがあなたの神、あなたの後の子孫の神となるためである。」(7) アブラハムが体験した出来事のほとんどは、家族・一族内のプライベートなことです。民族の重大事件に関わったモーセやダビデなどとは異なります。しかし、人類の救いは、アブラハムを通して始まり […]

身を低くすることが事態を収拾する

  • 2020.06.05

創世記16章4—16節 そこで、主の使いは彼女に言った。「あなたの女主人のもとに帰りなさい。そして、彼女のもとで身を低くしなさい。」また、主の使いは彼女に言った。「あなたの子孫は、わたしが大いにふやすので、数えきれないほどになる。」(9、10) アブラム・サライ夫婦がハガルを「代理母」にしたことは、将来に禍根を残しただけでなく、近々にも問題を引き起こしました。 一人の男と女が一体となるという結婚の […]

ステーション8 ハッピー・ハヌカ!(後半)

  • 2020.06.03

学びの進め方 ネットショップでドレイデル(各面にヘブル語の文字が書かれている四角のこま)を購入してください。もし手に入れられなければ、この章の最後にある図をコピーして、説明書きを読みながらドレイデルを作るのもいいでしょう。 ステーションリーダーは、生徒を自分の家に招いて、ハヌカのお祝いをするという設定です。4、5人ずつのグループにして床に座らせ、アシスタントが各グループにドレイデルを渡します。ドレ […]

「30の発明からよむ世界史」池内了監修(日経ビジネス文庫)

  • 2020.06.02

「身の回りのものにはすべて歴史がある」。その中でも、人類の歴史を左右する発明の30選です。それを列挙していきます。 酒(BC6000)。最初は栄養摂取や、殺菌消毒が目的だった。しかし、次第に嗜好品になっていった。 船舶(BC5500)。「海の向こうには何があるか」の好奇心に応えるために造られた。やがて輸送、戦闘に利用されるようになった。 車輪(BC4000) 人類黎明期の三大発明は、火、言語、車輪 […]

イシュマエルの誕生

  • 2020.06.01

創世記16章1-4、10-16節 アブラムの妻サライは、アブラムがカナンの土地に住んでから十年後に、彼女の女奴隷のエジプト人ハガルを連れて来て、夫アブラムに妻として与えた。彼はハガルのところに入った。そして彼女はみごもった。(3、4) 祝福の契約の継承者がいないという現実が、高齢のアブラム夫婦に重くのしかかっていました。主は、「ただ、あなた自身から生まれ出て来る者が、あなたの跡を継がなければならな […]

No.063 契約を切る

  • 2020.05.29

創世記15章9-21節 「わたしのところに、三歳の雌牛と、三歳の雌やぎと、三歳の雄羊と、山鳩とそのひなを持って来なさい。」彼はそれら全部を持って来て、それらを真っ二つに切り裂き、その半分を互いに向かい合わせにした。……さて、日は沈み、暗やみになったとき、そのとき、煙の立つかまどと、燃えているたいまつが、あの切り裂かれたものの間を通り過ぎた。(9、10、17) 12、13章で語られた契約が、ここで正 […]

ステーション8 ハッピー・ハヌカ!(前半)

  • 2020.05.27

歴史的背景 このステーションの「歴史的背景」は、ステーション7「ハスモン家(マカベア家)のエルサレム」の「歴史的背景」と同内容になります。 イスラエル人は歴史の中で、父祖アブラハムの遊牧生活から始まり、モーセに導かれて荒野を放浪し、ヨシュアに率いられて「約束の地」を獲得して定住し、士師の時代を経て、ついに王を持つようになりました。 このおよそ千年の間に、神の民イスラエルは大きな変化を経験しました。 […]

『イスラム2.0』飯山陽著(河出新書)

  • 2020.05.26

『イスラム教の論理』の続編です。 コーランを普通に読めば、ジハードとは「武器をとって異教徒と戦え」ということであって、単なる「信仰の努力の戦い」ではないことが、誰にでもわかります。イスラム研究者の飯山陽さんは、そのことを明確に語っています。 「ほとんどのイスラム法学者は一般信徒に対し、最も重要なジハードは自分の心の中にある弱さや悪と戦うことである、と説いてきました」。しかし、そんな解釈に啓示的根拠 […]

No.062 アブラムの信仰が義と認められた

  • 2020.05.25

創世記15章1—6節 これらの出来事の後、主のことばが幻のうちにアブラムに臨み、こう仰せられた。「アブラムよ。恐れるな。わたしはあなたの盾である。あなたの受ける報いは非常に大きい。」 ……そして、彼を外に連れ出して仰せられた。「さあ、天を見上げなさい。星を数えることができるなら、それを数えなさい。」さらに仰せられた。「あなたの子孫はこのようになる。」彼は主を信じた。それが彼の義と認められた。(1、 […]

No.061 アブラムの崇高な態度

  • 2020.05.22

創世記14章22、23節 しかし、アブラムはソドムの王に言った。「私は天と地を造られた方、いと高き神、主に誓う。糸一本でも、くつひも一本でも、あなたの所有物から私は何一つ取らない。それは、あなたが、『アブラムを富ませたのは私だ』と言わないためだ。」 さて、凱旋したアブラムをふたりの人が出迎えました。シャレムの王メルキゼデクとソドムの王です。アブラムは彼らの「人となり」(本性)を洞察して対処します。 […]

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