No.054 アブラハム契約② 祝福する者は祝福される

  • 2020.04.27

創世記12章3節 あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。 主は、アブラハム(の子孫)を大いなる国民にすると約束されました。そして、その国民であるイスラエルを祝福する者(異邦人)は祝福され、呪う者は呪われると宣告されました。 祝福とは、主なる神とつながることです。唯一真の神を知り、神の国に入れられ、神の愛と慈しみの支配を受け、永遠のいのちの喜びを味わうことです。 その […]

No.053 アブラハム契約① 無条件の祝福

  • 2020.04.24

創世記12章1—3節 そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。(2-3) 主が、なぜアブラハムを選ばれたのかはわかりません。しかし、何のために選ばれたのかなら、はっきりしています。それは、アブラハムとそ […]

ステーション4 荒野の礼拝

  • 2020.04.22

歴史的背景 エジプトから「約束の地」までの40年間、イスラエルの民はどのようなルートを通ったのか。それは、学者の間でも意見が一致していません。民数記には、荒野をさまよう民が宿営した場所が50か所近く記されてはいますが、それらは当時の地名であり、のちに定住した人々がつけた名とは異なるからです。ただし、どの研究者も、民が通ったルートが「遠回り」だったことについては、一致しています。 モーセは12名の斥 […]

No.052 神の国とアブラハムの選び

  • 2020.04.20

創世記12章1節 主はアブラムに仰せられた。「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。」 「バベルの塔」事件以降、「サタンの国」は全地に広がっていました。人々はもはや、天地の創造者、唯一なる神を忘れたかのようでした。主なる神は、そんな世界に神の国を復興するため、メソポタミアのウルの人アブラムを選んで契約を結ばれます。それは、アブラムとその子孫を世界の祝福の源 […]

No.051 創世記12~50章

  • 2020.04.17

「キリスト」「神の国」「契約」の三つをテーマにして、創世記12章以降を読んでいきます。これは、講壇から語った説教ではありません。また、聖書研究でも、ましてや注解でもありません。ただ、三つのテーマを軸にして展開していく創世記を語るだけのことです。 聖書の第一のテーマはキリストです。キリスト自身がこう断言しておられます。「あなたがたは、聖書の中に永遠のいのちがあると思うので、聖書を調べています。その聖 […]

ステーション3 シナイ山(付録)

  • 2020.04.15

テフィリン 「このことは手の上のしるしとなり、あなたの額の上の記章となる」出エジプト記13:16 「これをしるしとして自分の手に結び付け、記章として額の上に置きなさい」申命記6:8 「あなたがたは、わたしのこのことばを心とたましいに刻み、それをしるしとして手に結び付け、記章として額の上に置きなさい」申命記11:18 この御言葉に基づき、ユダヤ人は朝の祈りやシナゴーグでの礼拝の時に、テフィリン(聖句 […]

ステーション3 シナイ山(後半)

  • 2020.04.08

学びの進め方 このステーションのリーダーは、モーセとともに旅をしてきたイスラエル人の役になります。エジプトからシナイ山へ向かう荒野の旅です。アシスタントは、イスラエル人でも、救いの奇跡を見て真の神を信じたエジプト人の役でもいいでしょう。出エジプト記19章のシナイ山の場面と、20章の十戒を必ず読んでください。 リーダーは、生徒たちを歓迎し、自分とアシスタントの自己紹介をし、次のように話してください。 […]

No.050 神の国のまとめ 始まりは非常に良かった

  • 2020.04.03

創世記は起源の書です。起源が世界と人間存在の意味と目的を決定します。 神は、天地万物を創造し、人を神のかたちに、神に似せて造り、祝福し、すべては「非常に良かった」と宣言されました。これが「神の国」の出発点です。そして、豊かな環境と満ち足りる食物を用意し、地の生き物を養い治めるという役割(生き甲斐)を与えてくださいました。神が、存在するすべてのものの起源であり、万物の基準です(1、2章)。 しかし、 […]

ステーション3 シナイ山(前半)

  • 2020.04.01

歴史的背景 出エジプト記では、イスラエルの民がエジプトから出て行くことを頑なに拒否する王パロ(ファラオ)に対し、神は9つの災いでエジプトを打たれました。それでも、パロは拒否し続けます。そこで、神の御使いがエジプト全土を行きめぐって、すべての家の初子を打ちました。それを見たパロはさすがに態度を和らげ、神の民イスラエルをエジプトから去らせました。 イスラエル人は、エジプトの隣人から所有物を「はぎ取って […]

No.049 バベルの塔事件後……神の国の胎動

  • 2020.03.30

創世記11章10~32節 これはセムの歴史である。(10)……これはテラの歴史である。テラはアブラム、ナホル、ハランを生み、ハランはロトを生んだ。……サライは不妊の女で、子どもがなかった。テラは、その息子アブラムと、ハランの子で自分の孫のロトと、息子のアブラムの妻である嫁のサライとを伴い、彼らはカナンの地に行くために、カルデア人のウルからいっしょに出かけた。しかし、彼らはハランまできて、そこに住み […]

No.048 バベルの塔……主はサタンの国の企てを阻止された

  • 2020.03.27

創世記11章5-9節 「彼らがみな、一つの民、一つのことばで、このようなことをし始めたのなら、今や彼らがしようと思うことで、とどめられることはない。さあ、降りて行って、そこでの彼らのことばを混乱させ、彼らが互いにことばが通じないようにしよう。」こうして主は人々を、そこから地の全面に散らされたので、彼らはその町を建てるのをやめた。それゆえ、その町の名はバベルと呼ばれた。(6—9) シヌアルの地の人々 […]

ステーション2 エジプト(後半)

  • 2020.03.25

教えるための情報 紀元前1800年ごろ、エジプトの繁栄には陰りが見え始めていました。ヤコブの息子ヨセフが、隊商のキャラバンとともに、奴隷としてエジプトにたどり着いたのは、その時期です。ヨセフは幾度もの危機を乗り越え、最終的にはファラオに次ぐ宰相の地位に就きます。彼は、偶像礼拝が盛んな異教の地に住みながら、神は唯一だという真理に立ち続けた、驚くべき人物です。王宮の富も地位も、ヨセフを真の神から遠ざけ […]

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