ステーション2 エジプト(前半)
- 2020.03.18
歴史的背景 エジプトはアフリカ大陸にあり、イスラエルとはシナイ砂漠や、地中海と紅海の間にある湿地や湖によって、地理的に分断されています。また、イスラエルの人々は遊牧生活を営む一方、エジプトの人々は定住生活であったことから、両地域は文化的にも大きく異なっていました。エジプトは穀物や家畜が豊かでしたが、イスラエルにはそれと交換できるものがなく、貧富の面でも大きな差がありました。さらに、エジプト人はハム […]
歴史的背景 エジプトはアフリカ大陸にあり、イスラエルとはシナイ砂漠や、地中海と紅海の間にある湿地や湖によって、地理的に分断されています。また、イスラエルの人々は遊牧生活を営む一方、エジプトの人々は定住生活であったことから、両地域は文化的にも大きく異なっていました。エジプトは穀物や家畜が豊かでしたが、イスラエルにはそれと交換できるものがなく、貧富の面でも大きな差がありました。さらに、エジプト人はハム […]
創世記9章20—29節 ノアはぶどう酒を飲んで酔い、天幕の中で裸になっていた。カナンの父ハムは、父の裸を見て、外にいるふたりの兄弟に告げた。それでセムとヤペテは着物を取って、自分たちふたりの肩に掛け、うしろ向きに歩いて行って、父の裸をおおった。彼らは顔をそむけて、父の裸を見なかった。(21-23) ノアは箱舟から出たのち、ぶどう畑を作る農夫となりました。 大きな危機を乗り越えた後の気の緩みなのでし […]
創世記9章8-17節 わたしはあなたがたと契約を立てる。すべて肉なるものは、もはや大洪水の水では断ち切られない。もはや大洪水が地を滅ぼすようなことはない。(11) わたしは雲の中に、わたしの虹を立てる。それはわたしと地との間の契約のしるしとなる。(13) これは、主がノアと、そして箱舟で生き延びた生き物との間に結ばれた契約です。ノアからすれば、ノアがその子孫(全人類)を代表して、創造主と結んだ契約 […]
教えるための情報 このステーションでは、「人をもてなすこと」について教えます。 ヘブル人を含む中東の遊牧民にとって、もてなしはとても重要で、細かい作法があります。今日もベドウィンの間では、同じようなもてなし方を続けています。お客さんには食べ物と水を与え、快適で楽しく、くつろげるようにしなければなりません。避難場所を探している敵でさえ歓迎し、他の客人と同じように扱わなければなりません。ただ、一つだけ […]
創世記9章1-7節 わたしはあなたがたのいのちのためには、あなたがたの血の価を要求する。わたしはどんな獣にでも、それを要求する。また人にも、兄弟である者にも、人のいのちを要求する。人の血を流す者は、人によって、血を流される。神は人を神のかたちにお造りになったから。(5、6) 洪水後も、「生めよ。ふえよ。地に満ちよ」という主の祝福は変わりません(1)。生き物が人の管理に委ねられていることも同じです( […]
創世記8章 わたしは、決して再び人のゆえに、この地をのろうことはすまい。人の心の思い計ることは、初めから悪であるからだ。わたしは、決して再び、わたしがしたように、すべての生き物を打ち滅ぼすことはすまい。地の続くかぎり、種蒔きと刈り入れ、寒さと暑さ、夏と冬、昼と夜とは、やむことはない。(21、22) ノアが下船して、最初にしたことは、祭壇を築き、きよい家畜と鳥を全焼のいけにえにして、主にささげること […]
歴史的背景 4000年前、世界四大文明の一つで、「メソポタミア」と呼ばれる地方がありました。現在のシリアの東、トルコの南東、イラクを含む地域です。北はタルススの山々から南はペルシャ湾まで、東はザグロス山脈から西はシリア砂漠まで広がっていました。南北約480km東西約240kmです。メソポタミアとはギリシア語で、「川の間の土地」を意味し、その名の通り、チグリス川とユーフラテス川の間にありました。 メ […]
創世記7章 ちょうどその同じ日に、ノアは、ノアの息子たちセム、ハム、ヤペテ、またノアの妻と息子たちの三人の妻と一緒に箱舟に入った。彼らと一緒にあらゆる種類の獣、あらゆる種類の家畜、あらゆる種類の地をはうもの、あらゆる種類の鳥、翼のあるすべてのものがみな、入った。……それから、主は、彼のうしろの戸を閉ざされた。(13、14、16) 悔い改めの期間が過ぎ、救いの道が閉じられる日が来ました。箱舟が完成し […]
創世記6章13—22節 そこで、神はノアに仰せられた。「すべての肉なるものの終わりが、わたしの前に来ている。地は、彼らのゆえに、暴虐で満ちているからだ。それで今わたしは、彼らを地とともに滅ぼそうとしている。 あなたは自分のために、ゴフェルの木の箱舟を造りなさい。(13、14) 主は暴虐に満ちた地を洪水で滅ぼされます。 神は人間をご自身に似せて創造し、祝福し、「非常に良かった」と宣言されたではないか […]
なぜヘブライ・ルーツを知るべきか キリスト教は豊かなヘブライの遺産を受け継いでいますが、ほとんどのクリスチャンがそれに気づいていません。『ガラテヤ人への手紙』には、ユダヤ人ではなくてもメシヤを受け入れた者は「信仰によるアブラハムの子孫」であるとあります。つまり、神がアブラハムと結ばれた契約に、私たちクリスチャンも入れられているのです。何千年にも及ぶ聖書の歴史、イエスの教えとその歴史的背景、ヘブル語 […]
創世記6章6—12節 それで主は、地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められた。そして主は仰せられた。「わたしが創造した人を地の面から消し去ろう。人をはじめ、家畜やはうもの、空の鳥に至るまで。わたしは、これらを造ったことを残念に思うからだ。」 しかし、ノアは、主の心にかなっていた。これはノアの歴史である。ノアは、正しい人であって、その時代にあっても、全き人であった。ノアは神とともに歩んだ。(6—9 […]
創世記6章1—5節 主は、地上に人の悪が増大し、その心に計ることがみな、いつも悪いことだけに傾くのをご覧になった。 (5) 地上には、セツ=エノシュの流れである「神の国」の勢力と、カインの流れである「サタンの国」の勢力とがありました。それが、ノアの時代には、「地上には悪が増大し,その心に計ることがみな、いつも悪いことだけに傾く」(5)状態になりました。「サタンの国」が優勢になったというより、セツ= […]