神の国の暮らし 挨拶①

神の国の暮らし 挨拶①

御言葉を学び、調べ、覚え、思い巡らし、実践することが、私たちを新しく造り上げていきます。そこに聖霊が働いてくださるからです。すべてはキリストの愛の実践です。しかし、その実践は具体的であるべきです。でなければ、愛が行いとして身につきません。行いが身について習慣となり、習慣はやがてその人の品性にまで高められていきます。

まずは、挨拶の実践から始めましょう。何事も挨拶から始まるからです。

新約聖書の書簡も、挨拶から始まっています。

第一日 会う人ごとに、自分のほうから率先して、祝福の挨拶をする

ローマ1:7 「ローマにいるすべての、神に愛されている人々、召された聖徒たちへ。私たちの父なる神と主イエス・キリストから恵みと平安があなたがたの上にありますように。」

「おはよう」「こんにちは」「ただいま」「おかえりなさい」の挨拶を、「この方に主の恵みと平安があるように」と祝福をこめてするのです。この「恵み」は、主が十字架上で成し遂げてくださった救いの恵みです。この「平安」は、主が私たちのために残された平安です(ヨハネ14:27)。

相手の顔を見て、愛と祝福をこめて挨拶しようとすれば、自ずから笑顔になります。主イエスも「その家に入るときには、平安を祈るあいさつをしなさい」(マタ 10:12)と命じられています。

相手に祝福が注がれることを願う祈りは、ときに相手を聖霊で満たすことがあります。そう信じて、祝福し続けましょう。それがマリヤとエリサベツの間で起こりました。

「エリサベツがマリヤのあいさつを聞いたとき、子が胎内でおどり、エリサベツは聖霊に満たされた」(ルカ 1:41、44)