神の国の暮らし 挨拶②

神の国の暮らし 挨拶②

「キリスト・イエスにあって私の同労者であるプリスカとアクラによろしく伝えてください」(ローマ16:3)。

これはパウロによるあいさつの依頼です。このように、できるだけ人の名前を覚えて、名指しであいさつできるように、努力しましょう。自分の名前を覚えてもらっていることは、嬉しいものです。大切に考えてくれていると感じます。パウロに名を呼ばれてあいさつされた人は、本当に嬉しかったことでしょう。ローマ書16章は「あいさつの章」です。パウロは、30人ほどの名をいちいち呼んで「よろしく」と伝えています。いかにパウロがひとりを大切にしていたかがわかります。

家庭でも「おはよう、お父さん」「お休みなさいませ、母上」などと、言ってみましょう。精一杯の親愛の情を込めてあいさつを交わすことが、あなたの家庭や教会を健全に建て上げます。ですから、パウロはたびたびこう勧めています。「あなたがたは聖なる口づけをもって互いのあいさつをかわしなさい。キリストの教会はみな、あなたがたによろしくと言っています」(ローマ 16:16。Ⅰコリ 16:20。 IIコリ13:12、Iテサ5:26など)。

日本には「口づけ」の習慣がありませんので、代わりにあいさつに名前を添えるのです。