神の国の暮らし 感謝①

神の国の暮らし 感謝①

第一週のテーマは「あいさつ」でした。第2週は「感謝」です。

聖書には、主に対する感謝が150回以上出てきます。神の国は、感謝すべきことにあふれています。パウロも、「すべての事についに感謝しなさい」(Iテサロ5:18a)と命じています。「これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです」(同b)から。

感謝することもまた訓練です。

というと、こう思われるかもしれません。「感謝は自然の感情であって、感謝すべきことがないのに、無理に感謝する必要はない。訓練ですることでもないし、意志してすることでもない」。

でも、すべてのことに感謝するのは、キリストの願いであり、パウロの命令です。神の国は感謝すべきことにあふれているのに、感謝の気持ちがわかないとしたら、感謝する訓練をするほかありません。

感謝する訓練を重ねていけば、神との関係が深まっていきます。心が安定し、いらいらすることも少なくなります。すべてのことに感謝できることは、心が主の平安と喜びで満たされているしるしです。

また、人に対し感謝を表すことは、相手の存在や行為を高く評価することであり、人と人との良い関係をつくり、そのつながりを広げていきます。

そして、感謝することは謙遜の表れです。品性を高めます。キリストを信じクリスチャンになるとは、苦難がなくなるということではなく、すべてのことが感謝できる人生に変えられたということです。